ファミリー・ビジネス・コンサルティング

 
 ファミリー・ビジネス・コンサルティングとは、あまり聞きなれない言葉からもしれません。

 日本の企業のほとんどは、中小企業であり、かつ、同族会社です。同族会社については法人税法に規定があり、上位3株主の持株比率をあわせて実質的に50%を超える会社を「同族会社」と定義されており、様々な規制がなされています。

 ファミリー・ビジネス企業とは、同族会社とは異なり、経済産業省地域経済産業グループの有識者による研究会が作成した平成22年度の報告書では、創業者の引退もしくは死去後、創業者の家族・親族が最大の個人株主として株式を所有し、実質経営している企業と規定されています。

 創業百年を超える企業は、欧州に約6000社、アメリカ合衆国に約800社といわれるなか、日本には2万から3万社も存在し、 創業1300年の歴史を誇る、石川県、粟津温泉の法師旅館は,世界最古のファミリー・ビジネス企業といわれています。
 

  アメリカ合衆国のビジネス・スクールでは、経営学、心理学、社会学等を応用した学際的な研究として、ファミリー・ビジネスを研究している多くの学者が輩出され、ファミリー・ビジネスの学会も組織されているようです。

  私は、弁護士、中小企業経営革新認定支援機関としての資格を有していますが、この度、新たな知遇を得て、ファミリー・ビジネス・コンサルティングについての研究を始めました。

 詳細は、今後もこのサイトで発表していく予定です。興味がありましたら、フォローをお願いします。

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