投稿

中小企業専門家育成講座(マーケティング 本当に稼げる考え方と動き方)を開催しました。

第一東京弁護士会の中小企業部会で,中小企業専門家育成講座を開催しました。

   講師には,株式会社Sente代表取締役兼中小企業診断士本由美子に来ていただき,私もパネラーを務めました。

 テーマは,『マーケティング‐本当に稼げる考え方と動き方』です。

 弁護士が稼げるようになるための研修ではありません。あくまで日ごろ経営について悩んでいる経営者の相談に乗るために必要なマーケティング理論を学ぶための研修です。実際,案内文をあまりよく読まず前者の研修と勘違いして参加した人もいたみたいです。

 本先生は,主に小売業・サービス業の企業を対象にされている独立系の経営コンサルタントで,ご専門は『商品構成・価格設定』の方で,事業再生にもチームを組んで参加されることがあるとのことでした。

 事業再生の手法には,大きく分けて,コストカットと売り上げアップがあります。両者は車の両輪のようなもので全く別のものではないのですが,今回はコストカットの部分はあえて省いて売り上げアップにテーマを絞って話して頂きました。具体例を交えての先生のお話は生きている会社の経営実務について勉強できる,またとない機会となりました。

 パネルディスカッションでは,顧客目線の重要性,決算書を見るポイント,ホームページ,SNSの効用,正しいニッチ市場概念等について議論し,会場からも質問が飛び交いました。

講演後の懇親会では,ちょっと公表できない危険な情報を交換し,その後,新しいビジネスの仕組みやどこから資金を引っ張ってくるかなど色々と面白い話に発展し,いい体験ができました。

 今後も色々な企画を考え,面白い研修を開催したいと思います。

東京SRブロック合同研修の講師を務めました。

東京SRブロック合同研修の講師を務めました。

東京SRについてご存知の方はあまりいらっしゃないかもしれません。「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」を勉強すると,中小企業労働保険事務組合という団体がでてきます。要するに,労働保険の計算や申告をするのが面倒と思っている中小企業の経営者に代わって労働保険に関する事務を代行する組合のことです。

会員は,全員社会保険労務士の先生なので,50人ほどの社労士の先生方の前での講演になりました。今までの講演の中でも最大の参加者かもしれません。見かけによらず上り症の私もなんとかとちらず講演できたと思います。パワーポイントの設定を間違えたので,アニメーションを利用できなかったのは誤算でしたが,事前にパワーポイントの画面を資料として配布していたので,不自由はなかったと思われます。

テーマは,「契約の自由と労働法」で,憲法と民法と労働法の関係についてお話しました。今までも弁護士に依頼して講演をしてもらったそうですが,判例の解説とか細かい制度の解説が多く,あまり理論的なお話を聞いたことはなかったそうです。

講演後の懇親会で,多くの先生方に,お褒めの言葉をいただき,恐悦至極でした。別の団体でも是非講演してもらいたいとの申し出もあり,がんばって準備をした甲斐がありました。

「社会保険と憲法」という題名でも公演できる。という宣伝をするの忘れてしまったのが,心残りです。

新年のご挨拶 平成29年

謹 賀 新 年
皆様におかれてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます。

昨年の独立開業に際しては一方ならぬご高配にあずかり誠にありがとうございます。

本年も昨年同様宜しくお願い申し上げます。

酉という字は元々はお酒を入れる首が長く細い徳利ひいては果実が成熟した状態を意味したそうです。

皆様がますますご活躍され皆様のお仕事の果実が完熟することを心よりお祈りいたします。
平成29年元旦

年末年始の休業期間のご案内

あうる経営法律事務所は、平成28年12月28日水曜日により年末の休暇を頂いております。
年始の業務開始は平成29年1月9日月曜日からです。
宜しくお願い致します。

事務所開設のご挨拶

拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、東池袋にて新たに事務所を開設し、本年9月20日(火)より新事務所にて業務を開始することになりました。
2001年に弁護士登録をして以来、ご縁あって、多くの依頼者の皆さま、諸先輩の先生方に恵まれ、多種多様な仕事を通して多くの経験を積ませていただきました。誠に感謝の念に絶えません。心より御礼申し上げます。
今般、今までの経験から得た智慧を活かし、総合的な法律支援のみならず、特に中小企業の経営支援を目指して新たな事務所を開設することを決意いたしました。事務所名は、池袋のシンボルである、智慧ある鳥とされるフクロウにちなみ、あうる経営法律事務所と名付けました。
これを機に、弁護士、職員一同初心に立ち戻り、一層充実したサービスの提供を心掛け業務に邁進する所存でございます。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。     敬具
2016年9月吉日 あうる経営法律事務所

弁護士 髙 澤 文 俊

移転先所在地 〒170-0013 東京都豊島区東池袋五丁目7番3号 アゼリア東池袋1002

中小企業専門家育成講座(与信リスクマネジメント 企業信用調査の現場と倒産のトレンド)を開催しました。

第一東京弁護士会の中小企業部会で,中小企業専門家育成講座を開催しました。

   講師には,株式会社東京商工リサーチの柏瀬秀一先生に来ていただきました。

 倒産件数は2015年の累計で約8800件,負債総額は約2兆ですが,これは1990年以来,25年ぶりの少ない数字です。倒産のうちでも破産の申立件数が著しく減少しているのですが,その原因についての分析はとても貴重な情報でした。

 私は,今後も倒産の減少傾向は続くと見ており,柏瀬先生も同様の見解でしたが,東京オリンピックが終わる頃には増加する可能性もあるとの見方をしておられました。

 倒産に至る前に信用調査会社にどのような情報がどのような段階で入ってくるのかは,普段知ることのできない情報で大変に役に立ちました。

 講演後の懇親会では,ちょっと公表できない危険な情報も教えていただき,その後,ネットで検索して裏をとったりして色々と面白い体験ができました。

 今後も色々な企画を考え,面白い研修を開催したいと思います。

若手の弁護士向けセミナー(士業のための経済学)の講師を務めました。

若手の弁護士向けセミナーの講師を務めました。

 テーマは,「士業のための経済学-経営者と共に歩むために」です。

 弁護士でも,経済学なんて法律と関係ないよ。なんて誤解をしている人はけっこういます。憲法と民法と労働法をきちんと研究したことがあれば,法学をきちんと理解するためには,経済学の基礎的な知識が必須不可欠であることが理解できます。

 そこで,若手弁護士向けに,法学を正確に理解し,経営者ときちんと議論できるための基礎知識について講演しました。

 ただし,基礎知識とはいえ,決して一朝一夕に理解できるものではありません。そこで,会計学,複式簿記,有価証券報告書の読み方,金商法,流通経済学などなど複数回に分けて講演をし,その最終回として経済学の基礎を講演することになったのです。

 とはいえ,経済学については所詮私も門外漢ですので,参考文献を挙げて後は自分で勉強してね。というスタイルでしたが,法学と経済学と歴史学を織り交ぜての話だったので,若手の弁護士にとっては目から鱗の連続だったようです。
 主な参考文献としては,

デヴィッド・モス著, 久保恵美子訳『世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 ―ハーバード・ビジネス・スクール教授の実践講座 』(日本経済新聞社)菅原晃著『高校生からわかるマクロミクロ経済学』 (河出書房新社)藪下史郎・秋葉弘哉・永田良・若田部昌澄『経済学入門第3版』(東洋経済新報社) の三点を挙げました。

 一番参照したのは,2.の『高校生から~』のでしたが,内容は決して高校生向けではなく,かなり高度なものです。この本で理解できなかったり,疑問に思った点は3.の『経済学入門~』で確認するようにしました。

 2.の著者の菅原氏によると,動学的確率的一般均衡モデルについて記載してある教科書は現時点では存在しないとのことで,弁護士としてはそこまで理解する必要なく,むしろ新古典派総合以降の「新しい古典派」の動向とルーカス革命以降の大まかな主たる経済学派の共通了解事項を理解していれば十分と考えました。

 内閣府では,こんな研究(動学的確率的一般均衡モデルの動向)もしているようです。

 講演後の意見交換会では,予測されたこととはいえ,経済学の予測は当たってないので,あまり信用していない云々の「意見」がでましたが,謙虚に,きちんと「事実」を学んだ上で発言するようにしましょう…