中小企業診断士の勉強会の講師を務めました。
私は,中小企業診断士の勉強会に参加しています。今までは,参加者の一人として発言するだけでしたが,今回はこの勉強会では初めての講師になります。 テーマは,「平成26年会社法改正について」です。 本改正は,会社法制定以来の大きな改正で,理論的にも実務的にも重要なものといわれています。 平成27年5月1日の施行を間近に控えての講演だったので,参加者はいつもよりちょっと多めだったのがうれしく思いました。 本改正では,監査役等委員会設置会社の創設,社外取締役を置くことが相当でない会社の説明義務、社外取締役等の要件の厳格化,多重代表訴訟の導入,組織再編の差止請求の拡充,詐害的会社分割が実現した点は特筆すべき点です。 これらの点につき,順次説明していきましたが,中小企業診断士向けの講演ということもあって,最後の「詐害的会社分割」に若干多く時間をとり,私の実務経験を踏まえた上の体験談を述べさせていただき,その後,参加者全員で意見交換を行いました。 いつもはその後の懇親会にも参加するのですが,本日は,体調があまりよろしくないため参加できず残念でした。 仕事が忙しいとなかなかまとまって勉強する時間がとれませんが,講師を務めるとなると手は抜けませんので,本テーマについて、数冊本を読んだ後,法制審議会のメンバーの経歴等雑談に必要な情報をネットで確認してから,挑みました。 今後も機会があれば,やらせていただいたいと思っています。